オーブリ-・メロー

平成18年度文化庁文化交流使(来日芸術家型)
オーブリ-・メロー
舞台演出家、オーストラリア国立演劇学校校長
  • 活動期間:2006年9月28日

在住国:オーストラリア

オーストラリアを代表する舞台監督の一人であり、NIDAの学長就任以前は、彼にとって芸術監督として4番目の劇団にあたるメルボルンのプレイボックス・シアターで芸術監督を務めていた。オーストラリアを代表する俳優陣に長年にわたり演技指導していた点で知られている。その輝かしいキャリアの初期においては古典劇の解釈や制作に関わっていたが、現在はオーストラリアの新作の普及に尽力している。

バラエティーやサーカスに囲まれて育ち、早くからダンサー、視覚芸術のアーティスト、ミュージシャンとしての教育を受けた。1969年にNIDAの制作コースを卒業し、1972年にチャーチル奨学金を得て、アジアの舞台を学ぶ機会を得た。1973年に代理講師としてNIDAスタッフの一員となり、1978年まで同校で教えた。その後1978-79年にシドニーのジェーン・ストリート・シアターで演出に関わった他、1981-83年にはシドニーのニムロッド・シアター・カンパニーで共同芸術監督となった。1985年副学長としてNIDAに戻り、1987年末まで同職を続けた。1988年から1993年まではクイーンズランド・シアター・カンパニーの芸術監督として活躍し、1993年にメルボルンのプレイボックス・シアターの芸術監督に就任した。

オーストラリアの全ての州でこれまで多数の舞台制作を手がけた他、英国や米国、アジア諸国でも客員監督、指導者として活動してきた。NIDAの教育委員会のメンバーである他、オーストラリア・カウンシルの舞台芸術委員会、オーストラリア全国劇作家会議など数々の芸術団体でディレクター、会員、アドバイザーを務めてきた。

芸術と芸術界への貢献が認められ、1992年にはオーストラリア勲章(OAM)を授与された。その他にも国際演劇協会の内村直也賞を受賞している。